Chapter 2 : MAAの紹介

協会概要
三重県航空協会(以下MAA)では、陸上自衛隊航空学校・明野駐屯地の大きな理解と協力を得て、原則として毎週日曜日と第2土曜日 ならび祝日に、明野飛行場で飛行機曳航によるグライダーと、モーターグライダーによるグライダー・スポーツを中心とした航空スポーツ活動をおこなっています。
MAAは「航空スポーツの愛好者の集いであり、アマチュアとして航空機の操縦練習、調査研究、制作等を通じ、三重県の航空スポーツの向上発展、特に青少年に対する正しい航空スポーツの健全な普及発展、良識ある社会人、スポーツマンとしての人格と体力の育成を図り、ひいては日本の航空スポーツの向上に寄与することを目的とする。」(定款第3条)団体です。自己の利益追求を行わず、会員のみんながみんなのために、物心両面に互って、みんなで運営に努力し、社会のために働き活動する公益法人団体です。

沿革
1954(S.30)年 : 中部日本航空連盟三重支部を母体として発足した「伊勢航空クラブ」、そして戦後、高校では日本初の「宇治山田高等学校グライダー部」が発足して、明野ヶ原に高校生のプライマリー・グライダーが飛び始めました。そして中級・上級グライダーの訓練も始まり、松阪工業高等学校・松阪高等学校等にもグライダー部が発足。三重県のグライダー・スポーツは全国に先駆けて中部日本航空連盟三重支部の一般社会人会員と高校生会員が一体となり、益々、活発になってきました。
1962(S.37)年 : 会長に田村元先生を載き「三重グライダークラブ(MGC)」(兼 中部日本航空連盟三重支部)を結成、発足。
1963(S.38)年 : 「荻原式H−23C型複座上級滑空機(JA2056)」と曳航ウインチ等をMGCクラブ専用機材として導入。三重県の、この先進的な空のヨット・グライダー・スポーツは急速に発展し、その活動は全国から注目され、評価されるようになりました。
1973(S.48)年 : 三重県教育委員会の補助金を受け、MGC2機目のクラブ専用機として西ドイツ・アレキサンダー・シュラハー社製「アレキサンダー・シュラハー式ASK13型複座上級滑空機(JA2152)」を導入。
1973(S.48)年7月12日 : これらの活動が認められ、三重県教育委員会より「社団法人三重県航空協会(MAA)」として公益法人設立認可され、法人格をもつ航空スポーツ団体として現在に至っています。
MAAの特徴
安全第一 : この40年余に飛んだMAAの延飛行回数は優に3万回を超えており、すべてに安全第一を基本とした、この長年月の活動は、無事故を誇っています。
充実した機材 : 訓練用保有機材も、多くの方々からの物心両面に互るご支援を戴き、複座グライダー2機・単座グライダー3機・モーターグライダー1機・グライダー曳航用陸上単発飛行機1機の計7機の航空機と付属機材一式を備える数、質共に全国でも屈指の優れたものです。
優れた訓練体系 : 会員の指導には有資格者があたり、その有資格者の多いこと、技量の優れていることもMAAの特徴です。そしてMAAには滑空記章試験員と公式立会人が任命されており、日本及びFAIの滑空記章の認定もうけられます。更に1991年(H.3)からは航空従事者指定養成施設の「伊勢訓練所」として認可され、MAAでの養成コースを終了し技能審査に合格すれば、航空局の自家用操縦士技能証明(滑空機・上級)の実地試験が免除され、ライセンスが取得できるようにもなりました。

このほか、最近は、より高く・より速く・より遠くの記録を目標に、オーストラリアのワイケリーその他の海外の滑空場にMAA独自の遠征をして、多くの記録を獲得する会員も多くなってきました。1997年(H.9)には、オリンピックのグライダー競技を目指したFAIワールドクラス単座滑空機(JA01MA)も導入しました。これからも安全第一を基本にみんなで思いっきり活動していきます。グライダー・スポーツを通じた、より健全な青少年の育成に努力しながら、近い将来に世界滑空選手権大会に、オリンピック・グライダー競技に、MAAの若人が輩出することを確信し、空のヨット・グライダー・スポーツに夢とロマンを大きく膨らませながら。
公益法人としての活動
MAAでは、会員の訓練飛行のみならず、公益法人としての活動も積極的におこなっています。例えば、毎年好評を博しております、「高校生のためのグライダー教室」や「県民グライダー教室」を実施、体験搭乗のみならず地上での機体の扱いや座学にも力を入れ、興味本位で終わらぬ多角的なスカイスポーツの啓蒙活動をおこなっております。

2000年には三重県主催の「みえ・スカイフェスタ2000」に協賛、企画段階から参画すると同時に、展示飛行やサンアリーナでの展示用機材の供与、またロック岩崎氏の飛行支援など、多岐に渡るサポートをおこないました。
更にスカイフェスタの一環として、MAAが主管となり、「第1回モーターグライダーラリー日本選手権」を開催、日本各地から多くの参加を得、大きな成功を修めることができました。
