Chapter 5 : フライト



Sublinks under the Chapter 5 : [1.無線と身体検査] [2.滑空記章] [3.学科試験] [4.明野でのATC] 


1. 練習許可書と無線

 当面の訓練にあたって、"航空機操縦練習許可書"と"航空無線"の資格を個人で取得する必要があります。これらの資格を取得したら、そのコピーを速やかに協会に提出してください。

 取得方法へのリンク→


2. ライセンス取得までの流れ

 入会したら教官同乗のもと、まず単独飛行(ソロ)を目指します。初心者でも、40〜60回で大抵の人はでられます。更に複座機によるソロを10回程度の後、単座機に移行します。グライダーの世界には、滑空記章と呼ばれる技能認定制度があり、30分以上の単独滞空で滑空記章C章、2時間以上1回または1時間以上2回で銅章などの獲得が可能です。

  訓練課程   概要   目安   記章
1.基礎空中操作課程 3舵の使い方と空中感覚の慣熟  0.5〜3h、2〜15回

2.応用空中操作課程 離着陸と基礎操縦能力ならびに場周飛行法の確立  3〜8h、15〜50回

3.初単独(ソロ)飛行課程 ファーストソロ〜10回程度の単独飛行の実施  8〜12h、60〜80回  A章

4.基礎ソアリング課程 異なる気象条件への対応と30分以上の単独滞空  10〜15h、80〜120回  B章、C章

5.応用ソアリング課程  単座機への移行とソアリング能力向上  20〜30h  銅章

ソロが見えてきたらライセンス取得を睨んで、個人で「航空従事者技能証明試験(通称:学科試験)」を受験しておきます。

 (学科試験の合格通知は、ライセンス取得のための学校である、「航空従事者指定養成施設(以下:指定養成コース)」の入所に必要です。)

 指定養成コースへの入所

(MAAは社団法人・日本滑空協会・航空事業者指定養成施設の伊勢訓練所でもあります=MAAでライセンスをとることができます。)

指定養成コースの詳細については、別途MAAにお問い合わせ下さい。

上記施設における養成訓練教育の受講と技能審査(実地試験)実施

技能審査合格

《航空従事者技能証明書》:ライセンスの交付


3. フライトの実際

=ソロ以前の代表的な訓練内容例=

 ・訓練形態 : 複座機(ASK-13またはASK-21)使用、後席に教官同乗&指導

 ・発航形態 : 飛行機曳航(飛行機とグライダーを約50mの曳航索でつなぎ、上空で切り離します。)

 速度計:機体の対気速度を示します。(単位:km/h)

 高度計:飛行高度を示します。(単位:ft)

 昇降計:機体の上昇/下降率を示します。(単位:m/sec)

 ボールゲージ:機体の特に旋回時の滑りを示します。

 コンパス:羅極に対する機首方位を示します。

 無線機:A3Eの航空用無線機です。

 リリースノブ牽引索の脱着をおこないます。

 ダイブブレーキレバーダイブブレーキを開閉します。

 トリムレバートリムタブの角度を調整します。

ASK-21のコックピット : (写真では見えませんが、左側方にダイブブレーキレバーやトリムレバーがあります。)

 

離陸 [ATC:Tower / Flight Service]

 ・機体チェック&曳航索装着→グライダーよりピストに準備完了の旨を通達→曳航機離陸開始

 ・グライダーは曳航機より先に離陸するので、曳航機が離陸するまで高度と軸線を一致させて滑走路上を追随します。

 ・横風がある時は、ウィングロー法(風上に機体を傾ける)やクラブ法(機首を風上に向ける)等の操作が必要になります。(着陸も同じ)

 

追随/離脱 [ATC:Tower / Flight Service]

 ・曳航中はグライダーを操り、常に曳航に適した位置で追随します。

 ・離脱高度:2,000ft(約600m)→曳航機のバンクを合図に”リリースノブ”を引き、曳航索を切り離します。→右旋回、ピストに通報。

 

Aeronautics

 離脱後は訓練生の練度や状況に応じて、以下の訓練をおこないます。

  ・基本操作 : 直進飛行、速度調整、偏流修正、旋回( 90,180,360°)、急旋回、蛇行

  ・突発時の対処 : 失速、旋回失速、スピン

  ・ソアリング : サーマルの探索、サーマル中での旋回維持と高度獲得

   

 旋回はグライダーの基本中の基本とも言うべき操作です。まず旋回したい方向に操縦桿を傾けて"エルロン"により機体をバンクさせ、同時にペダルを踏んで"ラダー"を動かし、機体を傾けたことによる"首振り現象:アドバースヨー"を打ち消します。この操作により機体は旋回を始めますが、そのままだとバンクが増大しつづけるので、当て舵(操縦桿を反対方向に動かすこと)によりバンク角が一定になるよう操舵します。また、旋回中は機速が一定になるよう、水平線の位置が常に同位置にあるよう飛行します。旋回を止めるときは、操縦桿とラダーペダルを逆方向に動かします。

着陸 [ATC:Tower / Flight Service]

 ・訓練を終えたら、場周パターンに従い着陸操作をおこないます。

 ・Check point (高度700ft) でピストに送信、着陸許可を貰います。

 ・ピッチを調整し速度90km/hを維持、ファイナルターンを終えたら滑走路軸線に機体を乗せ、ダイブブレーキを使って降下させます。

 ・離陸時同様、横風がある場合はウィングロー法かクラブ法を使います。

 ・フレアをかけ着陸、着陸滑走中も軸線がずれないように機体を操作します。

 

AKENO air field(RJOE) information [FLT 20ft]


4. フライトエリア

 明野飛行場近辺のランドマークとなる写真を集めました。カーソルが変化する地図上の見たい場所をクリックして下さい。

 (注:戻るときはブラウザの[←]を利用してください。)


☆周辺チャート(rev.2)のダウンロード→  GIF版(一般のカラープリンタ用)  JPEG版(写真プリンター用)


5. 費用

 正会員(個人会員・少年会員・団体会員共)のフライト料は以下の通りです。ビジターのフライト料は体験飛行料金に準じます。

飛行内容

料金

備考
A.グライダー (標準:2,000ft離脱・30分) \6,000 飛行機曳航・端数切り上げ
*ASW20のみ \7,000 飛行機曳航・端数切り上げ
 同 超過時間加算 (+30分毎)  +\1,000×t 端数切り上げ
 同 追加高度加算 (+1,000ft毎 )  +\2,000×h 端数切り上げ
B.モーターグライダー (1時間あたり) \15,000 5分単位計算端数切り上げ
C.飛行機 (グライダー曳航時後席同乗)  \500 1回当たり
 同 単機飛行 (1時間あたり) \24,000 5分単位計算端数切り上げ

前売りフライトチケットの5%割り引き制度があります。

・グライダー(10枚綴り)チケット \60,000分 → \57,000
・モーターグライダー(5分券:16枚・10分券:16枚綴り 計4時間分)チケット \60,000分 → \57,000

で前売りし、会計処理の簡素化、円滑化のための正会員の練習飛行料金の支払いは可能な限りフライトチケットの利用を勧めて、特にモーターグライダーの飛行料金の支払いはフライトチケットでの支払いを原則としています。


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